究極の蒸らし
ジャパンハンドドリップチャンピオンシップ2015
優勝者 高橋由佳さん
蒸らしにルールはありません。
彼女がプレゼンして印象に残った言葉です。
コーヒーを抽出するうえで大事な作業があります。
それは、『蒸らし』というコーヒー粉に少しお湯を含ませ30秒程蒸らす作業の事です。
これにより、コーヒー粉に含まれるガスが放出され、スムーズにコーヒーエキスを引き出す準備がなされます。
多くのコーヒー職人の方は、この蒸らしを30秒程時間をとっています。
この時間が、ガスを放出し粉が落ち着く時間帯だと考えられているからです。
優勝者の高橋由佳さんは、この蒸らしにルールは無く、コーヒー粉の状態に合わせた時間をとっています。
乾いたコーヒー粉にお湯を注ぎ、膨らみきって、少し凹んだら蒸らしはOK。
30秒過ぎようが過ぎまいが関係ありません。
ガスを放出する目的はもちろん、粉とお湯をたっぷり染み込ませ美味しい成分を引き出す目的で蒸らしています。
適切な蒸らしの後にお湯を注ぐ事により、粉の中に適度に残ったガスが放出され、それにより粉とお湯が全体に絡み合い美味しい成分が引き出されます。
このような『蒸らし』の工程が美味しいコーヒーを創り出す大きな役割りになっています。
詳しくはYouTubeをご覧下さい☆
コーヒーenjoy☆